想いを束ねるジュエリーケース
軟質アクリルからなる花の中に小物を納めると、フタを兼ねたアクリルレンズにより大きくディスプレイされます。
花は納めた小物の反射によってその色味を繊細に変化させます。
よく使用するアクセサリーは一輪ざしや小瓶に生けて身近な場所に。
特別な時に使うもの、大切な思い出のものは集めて花束にする事でインテリアとして日々を彩る。
自分のかけがえのない記憶や経験が今を形成している事を美しく教えてくれるケースになりました。
これまでアクセサリーは収納した時になにも機能していなかった。
努力して手にいれたアクセサリーでも時の流れによって感性やファッションは変化を受け風化する。
新しいものを入手するうちに、これまで集めてきた小物への記憶や想い、愛着は薄れていってしまう。
結果、捨てるには至らずとも、最終的にはケースの奥深くで多くのものが眠っています。
このような価値の減損を防ぐ事で人々の生活は確かに積み上げられていき、
本当の豊かさに繋がって行くようになればと思います。